ダイエットや美容、体質改善にとさまざまなメリットがあるホットヨガ。
しかし、頻度や間違った受け方をすると逆効果だったり危険性も高まります。
今回は、
- ホットヨガのやりすぎは身体によくないのか
- ホットヨガの危険性と注意すべきポイント
- ホットヨガの効果を高める方法
について詳しく紹介していきます。
より良いヨガライフを送る為に、ぜひチェックしておきましょう♪
ホットヨガのやりすぎは身体に悪い?危険性と注意すべきポイントは?
ホットヨガは身体や心に、とっても非常に良い結果をもたらすものです。
ダイエットや体質改善、また肩こり腰痛の緩和や精神的に整えるなどさまざまな効果があります。
ただし、これらの結果を急ぐあまり、毎日通ったり、レッスンが受け放題だからと、1日に続けて何回も参加していたりしていませんか?
そのようにレッスンを受けすぎるのは、身体にとって負担になり良くありません。
なかなか結果が出なかったり効果が目に見えないと、どの位やって良いものか分からなくなり、「やればやる程効果が出るもの」と思ってしまうのも無理もありません。
しかし、そのように毎日、または1日に何回もホットヨガを行う事で、逆に不調になったり、身体の危険信号に気づけなくなってしまう事があるのです。
他の運動もそうですが、やりすぎはやはり禁物です。
では具体的に、ホットヨガをやりすぎるとどんな危険性があるのかを、次に詳しくみていきます。
ホットヨガのやりすぎによる危険性とは?
ホットヨガをやりすぎた場合の危険性には、次の2つが挙げられます。
- 自律神経が乱れる
- 筋繊維の損傷
これらの危険性を理解して、上手に向き合えば、ホットヨガを行うにあたってのデメリット(危険性)をメリットに変えていく事も出来ます。
そのあたりも含めて、1つ1つ詳しくみていきましょう。
1. 自律神経が乱れる
自律神経は唯一自分でコントロール出来ない神経で、ここが乱れるとストレスや身体や心の不調に繋がっていきます。
ホットヨガではポーズをとる事によって、自律神経を整える事が出来ます。
ただし、気をつけて欲しいのは自律神経が1番乱れやすいのは「気温の変化」という事です。
季節の変わり目で体調を崩しやすいのは、自律神経の乱れが原因ともいわれている事からも分かるでしょう。
ホットヨガの場合で言えば、レッスン後のスタジオから出た瞬間、涼しいロッカールームや冷たいシャワーを浴びる事で一気に自律神経が乱れていく可能性があります。
レッスンを続けて行うという事は、暖かい環境から冷たい環境、またすぐに暖かい環境と出入りする事により、ますます乱れていってしまう要因になります。
頭痛を引き起こしたり、身体が怠く重く感じたり、なかには手足の痺れ症状が出てしまう場合もあるので、注意しなければいけませんね。
レッスンが終わったら、出来るだけ身体を冷やさないように意識するのも大切です。
また、どうしても続けてレッスンに参加したい場合は、汗で冷えないようにウェアを着替え、スタジオに入るまではバスタオル等で身体を温めるように、工夫して参加するようにしましょう。
2. 筋繊維が損傷する
ホットヨガの魅力は、ホット環境で動く事により、通常の常温と比べて筋繊維を無理なく伸ばしながらヨガをする事が出来る所です。
体が硬い方でも少しずつ伸ばす事によって、どんどん柔らかくなっていくこが実感できます。
しかし、伸びるからといっていつもより強く伸ばしたり、多くのレッスンに無理に参加すると筋繊維を損傷する速度が早くなってしまいます。
筋肉は、筋繊維の「損傷」と「修復」を繰り返して、強く肥大していくものですが、修復する前に傷つけてばかりしてしまうと、筋肉が回復できず身体の痛みや怪我になりかねません。
これは、他の運動でもいえる事で、お休みさせてあげる時間も大事という事ですね。
無理なく痩せたり筋肉をつけたい方は、この事を念頭に置きながら、体が今どんな状態か知る事も必要です。
ホットヨガで注意すべきポイントと効果を高める方法
さて、危険性について紹介してきましたが、ここからは、ホットヨガで他に「注意すべきポイント」と確認しながら、さらに効果を高める方法についても見ていきましょう♪
まず、注意すべきポイントは次の3つです。
- 水分補給
- 食事の管理
- 肌の管理
順にみていきます。
1. 水分補給
多くの方が間違った水分補給の仕方をしていたり、または「飲み方がよく分からない」と言うのを聞きます。
ホットヨガで60分のレッスンを行った場合、約500mlもの汗をかきます。
レッスン中は飲むタイミングは適度にあるものの、終わった途端に飲まなくなってしまう方もいますが、レッスン中だけでなく、終わった後も水分を十分に補給することが大事です。
ポイントは、一気に飲むのではなく、少量ずつ飲むこと。
最低でも、汗が引いて30後分位までは小まめに水分を摂り続けると良いでしょう。
ガブガブ飲んでしまうと一気に溜め込んでしまい、水太りする原因にもなります。
よくある話ですが、「せっかく汗をかいたのに水分で体重を増やしたくない」と思い、飲むのをためらってしまうパターンです。
脱水症状を起こす危険性もありますので、必ず身体の水分量を保つ為にも飲みましょう。
出来れば「常温の水」や「温かい白湯」など、内臓を冷やさず温めるものを摂取できると良いですね♪
2. 食事の管理
大量の汗をかきスッキリする事でレッスン後、すぐに食べ物を口にしていませんか?
レッスン後は栄養を吸収しやすくなっているので、すぐに食べてしまうと一気に内臓に血液が集中してしまいます。
せっかくデトックスして血液が循環したのに、内臓に集まる事で身体の中の血液循環がうまくいかなくなってししまうという残念なことに。
また、これはレッスン前も同じですね。
食べた後にすぐレッスンをすると、内臓に血液が集まった状態なので全身に血液が巡りにくくなります。
更に内臓を圧迫するポーズ等行う事で、具合が悪くなってしまう場合も。
こういった理由から、レッスン前後は、2時間は空けるようにしましょう。
ホットヨガ前後の「食事のタイミング」や「おすすめの食事」については、別記事で詳しくまとめてあるので、よろしければ参考にしてください♪
3. 肌の管理
スタジオから出た後は、肌は一気に渇水状態になります。
しっかりと保湿してあげる事が大事ですが、続けてレッスンを受けたり過剰に汗をかきすぎると、皮膚に必要な皮脂を余分に流してしまう事になります。
そうなると、「肌荒れ」や「吹き出物」が出来たり、乾燥肌になる原因になったりも。
本来ホットヨガは美肌に近づく近道となるものですので、レッスン後はしっかりとケアしてあげましょう。
ホットヨガの適度な頻度や受け方は?
ホットヨガの適度な頻度は、その方の状態や目的によって異なりますが、始めたばかりの方であれば、出来ればホットヨガは1日置き、または週2回を目安に受けると良いでしょう。
少しずつでも必ず身体は変化しますので、無理なく続けるには週1回でも良いです。
どうしても毎日レッスンを受けたい方は、ハードなレッスンを続けて行うのではなく、リラックスヨガやヒーリングヨガなどリラックス出来るクラスと交互に受ける事で、うまくヨガと向かい合う事が出来るのでオススメです。
慣れている方も「物足りない」と思うのではなく、たまにはビギナーヨガやベーシッククラスを受けてみると良いですよ。
身体にとって効果が出ないということは、けしてありません。
基本の姿勢やアライメントの確認で参加しても、十分な運動になるでしょう。
レッスンに通えない日のおすすめメンテナンス法
レッスンに通っているからと「オフの日は何でも自由に」と過ごしてしまうと、少しもったいないです。
もちろん、チートデイとして好きな物を食べる日を設けるのはたまにであればオススメですが、せっかくホットヨガで体質改善をしているのであれば、通えない日も少し気にかけるだけで、更にホットヨガ効果が成果として現れてきます。
そのためにおすすめなのが、「身体を温めてあげる事」。
出来るだけ冷たい飲み物や食事は避け、内臓を温めてあげましょう。
外側から温めるのも大事です。
首や腰は冷えやすいのでストールや腹巻で冷えを防ぐと脂肪が固まるのを防ぎ、レッスンの際流しやすくなります。
それから、甘い物や脂っこいものも自分から進んで摂取するのを控えましょう。
甘い物や脂っこい食事は、血液をドロドロにする原因。
ホットヨガで血液をサラサラにしたのに、ドロドロにする行為を繰り返していては身体の老廃物がうまく排出されなくなります。
意外と見落としがちなのが「甘い飲み物」。
食べていないから大丈夫!と甘い飲み物を飲んでいては結果は同じです。
また、寝る前は少しでもストレッチして寝ると、次の日のヨガにも繋がります。
普段から行うことで、身体の柔軟性もUPします。
気持ち良く伸ばした筋肉をケアしてあげる事で、レッスン時以外でもデトックス効果は持続するのです。
マッサージもオススメです。
修復を促してあげるように、ボディークリームやオイル等で優しく流すだけでも効果はあるので、是非お風呂上がりに行ってみて下さい♪
まとめ
今回は、
- ホットヨガのやりすぎは身体によくないのか
- ホットヨガの危険性と注意すべきポイント
- ホットヨガの効果を高める方法
について詳しく紹介してきました。
どんな運動でも、デメリットは存在します。
ただ、付き合い方や正しく行う事で、デメリットをメリットに変える事はいくらでも可能です。
何でもやりすぎは禁物ですが、自分の身体に耳を傾けながら、行う回数や日数を決めていくようにしましょう。
是非、これらを踏まえて、これからもホットヨガを楽しんでみてください。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
スポンサーリンク
コメント